異文化ガイド

異文化について、英語、フランス語について書いています。フランス、ベルギーで15年以上暮らし、出会った人、見聞きしたこと、考えたこと。

2018年05月

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前の記事に続いて肉の漬け置きレシピです。

ヨーグルトと味噌を混ぜ、肉によくまぶして冷蔵庫で寝かせる。

半日は置くこと。

後はフライパンかオーブンで焼くだけ。

味噌とヨーグルトのダブル酵素で肉が柔らかくなり、味噌だけの場合より塩分が少なくてまろやか。

ヨーグルトと味噌の量や配合はお好みで。
普通はプレーンヨーグルトを使っていたが、フルーツヨーグルトでもおいしい。

一度この漬け置きを生のまま冷凍庫で保存したことがある。

解凍して焼いたら、肉がとっても柔らかくなっていた。

解凍は時間をかけて冷蔵庫でするのがお勧め。

肉は一般に焼く20分くらい前に冷蔵庫から出して室温にしておくと美味しく焼ける。

このレシピに合うのは鶏肉、豚肉、そしてラム肉。

これもやはり大人には好評だったが我が家の子どもには不評。
塩とハーブ、またはスパイスだけで焼いた方が好きだということで・・・

というわけで、最近これも作ってなく、写真がなくてすみません・・・


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私が試してみて好評だったものの一つに肉の漬け置きがある。

どんな肉にも合うのでお試しあれ。

その1
肉を一口大か二口大に切る。
リンゴをすりおろし、肉にまぶしてよく混ぜ、冷蔵庫へ。
半日くらい寝かせておくのがいい。
オーブンかフライパンで焼いて、焼きあがった頃、鍋肌から醤油を少々かけ、醤油にも火を通す。

リンゴが肉をやわらかくしてくれるし、酸味と甘みがほどよく加わって、ヘルシーな照り焼きになる。

焼き時間は肉の大きさと切り方によるが、フライパンで焼くなら、アントレの終わりごろにさりげなく台所に立つのがいい。

フライパンにオイル少々を熱し、まず強火で両面を焼く。
その後は肉の種類にもよるが、火を弱めて中まで火を通す。

オーブンを使う場合は、焼きすぎて固くならないよう注意。
時々台所に行って確かめるのがいい。

肉に塩分を加えるのは焼きあがってから。
そうすると肉の水分や旨味が出ないでおいしくいただけます。

肉の付け合わせとして好まれるのは、ジャガイモ、ニンジン、グリンピース、インゲン、キノコ、コメなど。

タイやインドの香り米もフランスでは人気が高い。

そうそう、バゲットはアントレからメイン、チーズまで、ずっとテーブルに出しておこう。
米を付け合わせにするときも、バゲットがあった方がいいです。

次回、肉の漬け置きのもう一つのレシピをご紹介します。

大人には好評だったこの味付けだが、我が家の子どもの口には合わなかった。

というわけで、最近あまり作ってなかったため、料理の写真がなくてすみません・・・

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フランス生活のおもてなしで、ディナーに何を出したら喜んでもらえるだろう。

スシが外国人に好評だとはいえ、生魚が苦手な人も普通にいる。

最近はラーメンの人気が上がっているようだが、ディナーのメインとして、フランスではパスタや麺は認められない。

(アントレにミニ・ラーメンを出したら喜ばれるかもしれない。
麺が伸びないように気を使うけど。)

では、どんなものが一般的に好まれるかと言えば、 鶏肉や牛肉なら間違いはない。
もちろん相手がベジタリアンやビーガンでなければの話。
豚肉でもいいが、稀に食べない人もいる。
予め食べられないものが無いかどうか聞いておくのは、どこの国でも必要だ。

さて、肉をどのように調理すればいいのか。

欧米では招いた人が台所にこもりっきりというのはNGだ。
タイミングがあまりにも難しいものは避けるべき。

おススメは、煮込みやオーブンを使った料理の他、下ごしらえを済ませておいて、焼くだけにしておくというもの。

次回は、実際におもてなし料理として作ってみて好評だったものをご紹介します。

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pasta

久々で、フランスやベルギーでのおもてなしについて。

お家ディナーのアントレについて前に書いた。

アントレからメインに移る前には必ず「もう少しいかがですか。」と聞くこと。
メインからチーズやデザートに移る前も同じ。
もちろん、もうお代わりの分が無かったら聞けないけど。

メインは普通、肉か魚に野菜の付け合わせとなる。

フランスでは、人を招いた時にパスタをメインに出すことはない。
(学生なら話は別です)

麺類が好きな人には驚きかもしれないが、麺はフランスではご馳走にならない。
パスタでも、ラザーニャなど手がかかった感じがするものは別のようだが。

日本には麺の伝統がある。
美味しい麺を上手に茹でてシンプルな汁と共に供するのは最高のおもてなしの一つだ。
が、フランスでご馳走と言えば肉か魚である。
パスタだと、安上がりという印象になる。

かつて日本では
「欧米ではスパゲッティってアントレなんだってね。
どんだけ食べるんだろ。」
という話もあったが、これは量の問題ではない。
欧米諸国でも最近は健康のために食べ過ぎないよう気を付けるのが普通。
イタリアのことは知らないが、フランスでアントレにスパゲッティが出てくることはまずない。

考えてみると、フランスには麺の伝統が無い。
フランスのレストランでパスタを注文すると、大抵は茹で過ぎで出て来ることからもわかる。

イタリアと国境を接しているのになんで?
と思うのだがしょうがない。

ヨーロッパに行けばどこでもイタリアのように美味しいパスタが食べられると思ったら大間違いである。

ベルギーに行くと、その辺の事情はちょっと違う。

イタリアからの移民が多かったおかげだろうか、街中でイタリアグルメにお目にかかる確率が高い。
ブリュッセルではイタリア料理の食材屋さんやお惣菜屋さんも珍しくはない。

話が逸れてしまった。
初めてパリのレストランでパスタを食べた時のトラウマがまだ癒えていないらしい。
当時は、フランスは美食の国だから何でも美味しいはずだと思っていたのかもしれない。
イタリアとの距離の近さを信頼したのかもしれない。

しかし考えてみれば、日本の中華料理というのも、かつては日本人の口に合うようアレンジしたものばかりだった。

きっと、フランスにも美味しいパスタ屋さんがないことはないと思う。 

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今日は子どもの日であると同時に端午の節句。

子どもたちにとって楽しく健やかな日となりますように!

さて、前回のブログの続き。

5月1日にスズランを贈るという古い風習が消えた後で、なぜメーデーをきっかけに復活したかについて。

フランスで最初にメーデーのデモが行われたのは1889年。
その3年前の5月、アメリカではデモの参加者が警官によって射殺され、警官の側にも死者が出た事件があった。

当時の工業国では、一日に10時間から12時間働くのが当たり前だった。
もちろん、フランスにもバカンスなどはなかった。
彼らが要求していたのは一日8時間の労働と日曜日のお休み。
それだけ。

ところが1891年、フランスでも警官の発砲によってデモの参加者が9名犠牲になるという事態に。

これをきっかけに、5月1日は労働者の権利を巡る闘いのシンボルとなる。

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デモの参加者は当初、赤い野ばらをボタン穴に差していたそう。

この野ばらが、かつての習わしを思い出してスズランに代わったという説がある。

muguet

一日8時間労働という決まりが国会を通ったのと同年の1919年、メーデーはフランスで祝日となる。

ベルエポックの時代には、5月1日に有名デザイナーがお針子や顧客にスズランを贈ったとか。

クリスチャン・ディオールがスズランをメゾンのシンボルとしているのも、そこから来ているに違いない。


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