フランスのあるパン屋さんが法律で定められているように週休を取らなかったということで、罰金3000ユーロを命じられた。
1ユーロ131円として393,000円。
このニュースに対して「なんかフランス的」という反応をする人もいるけれど、事情はそれほど単純ではない。
複雑な事情 その1)
フランスに旅行に行った皆さんは、カフェやレストランの休日をあまり気にしなかったのでは。
週休を取るレストランももちろんあるけど、毎日開けてるところも多い。
肉屋さん等にもそんなに厳しくはないそう。
つまりパン屋さん特有の法律だとわかる。
複雑な事情 その2)
このパン屋さんがあるのは住民数2000人というから、小さな町どころか村のようなところ。
毎年夏になると観光客が訪れるので、夏は例外的に稼げる季節。
例年夏に週休無しで営業する特別許可を貰っていたが、昨年はそれを更新することができなかった。
それでも店を開いていたため、今回の処置となった。
不思議なのはむしろ、なぜ今年だけ許可が貰えなかったのかということである。
フランスは少子化対策が比較的うまく行っていると言われているが、人口減少に苦しむ自治体もある。
ある村では最後のパン屋が引退してしまい、住民が変わりばんこにパン屋をやることにしたと言う。
夏のかき入れ時にできる限り稼がないと生き残れないパン屋もある。
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